伝統文化を守り伝える

古より、日本人は自然と共に暮らす中で、恵みを与えてくれる自然、時には猛威を振るう自然に、神々の働きを感じ、敬い尊び、清浄な山や岩、木や滝などの自然物を、神宿るものとして、人智を超えた気配を感じ神々の依り代として祀っていました。そして神々よりもたらされた恵みに皆で感謝を表す行いが祭りとなり、やがてまつりの場所には建物が建てられ神社が生まれ連綿と受け継がれて参りました。

いつしか、日本には8万を超える神社が生まれ、日本のどこへ行ってもおびただしい数の神社が残されています。また、世界遺産であるエジプトのピラミッド、ペルーのマチュピチュなどは素晴らしい神殿ですがそこに祀られていた神や祭は途絶え遺跡群としての登録となっています。

しかし、日本の神社は生きています。古代の祭祀を今も続ける神社も数多く、1000万都市東京でさえ2000を超える神社が受け継がれています。昔の生活は今より過酷で飢饉と背中合わせの時代もあったでしょう、なのになぜ日本人はこんなに多くの神社を生み、守り続けてきたのでしょう。不思議に思いませんか?昔の方々は確かに感じていたのです。今の我々より目に見えないものを感じる力があったから、見えない神をお祀りし、社をつくり、祭りをし、大切につなげてきたのでしょう。

当財団は、この神社に受け継がれる叡智と価値観に、その地に住まうもの皆がふれる機会を創出することにより、現世、後世に守り受け継がれていく一助になることを使命と考えています。

また、その地を訪れた旅行者にその土地の神道の理念や思いを伝えること、特に昨今急速に増加している外国人旅行者に対しても、神道の由緒や理念、礼儀作法を正しく伝えることにより、日本人の生き方を理解して頂く機会をつくることを使命と考えています。

2045年AIの性能が人間の脳を超えると予測されています。AIの時代といわれる今だからこそ私たちはAIでは感じとる事のできない目に見えない存在の価値、先人たちが守り続けて下さった日本の神社をもう一度考える時にきているのではないでしょうか。

ひとしずく梶川財団活動日記

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